今日は、弊社のファイナンシャルアドバイザー阿部峻也より、
「個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)」のメリット、デメリットについてお話し致します。
前回は、
「老後2,000万円問題」の正体、
そしてご自身の老後資金計画の必要性についてお話させていただきました。
では、いざ将来に向けてお金を貯めようと思ったとき、
どのような選択肢があるのでしょうか?
お金を保管しておく手段として身近なのは、普通預金、定期預金などですね。
他には、株、FX、投資信託、国債、生命保険、不動産、確定拠出年金・・・
世の中には様々な金融商品が存在しています。
今日はこの中から、実際に社員のみなさまからもご質問が多い
「確定拠出年金」のお話をさせて頂きます。
ちなみに、確定拠出年金は、企業を通して積立する「企業型確定拠出年金」、
個人で積立する「個人型確定拠出年金」に分かれますが、
弊社では「企業型」を取り扱っていないため、
今日は「個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)」に焦点をあててご説明します。
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)のメリット
ご存知の方も多いと思いますが、
「税金を軽減しながらお金を運用することができる」ということです。
① かけた金額がその年の所得控除となる
→所得税と住民税の節税になる
② 運用益が非課税
→運用の結果利益が出た場合、利益にかかる税金が非課税
③ 退職所得控除が使える
→受け取る時の税金が少額ですむ
もし、個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)ではなく、証券会社から運用(株や投資信託など)をした場合、
増えた分の利益に対して約20%の税金(厳選分離課税)がかかりますが、
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)の場合は非課税となります。
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)のデメリット
① 途中で引き出しができない
かけた金額は60歳まで引出すことができません
② 運用先の選定が自己責任
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)をするにあたり証券口座を開設する必要があるのですが、
その証券会社によって運用先(株、投資信託、債権など)が数種〜数十種類あり、
そこからご自身で選ぶことになります。
個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)はあくまで投資要素が強いため「今は海外不動産のこの商品がよい」など、
日々変化する経済市況を読み取って運用先の変更(スイッチング)をしていく必要があります。
③ 60歳で満期になること
満期後、一時金もしくは年金(金融機関によって組み合わせも可)として受け取ります。
この「解約する時期を自分で決められない」という点には、注意しておく必要があると考えます。
例えば、もし満期寸前でリーマンショックのようなことが起こった場合、
株式に比重を置いていた場合は大幅に減ってしまいます。
これがもし満期までの期間があと10年あったとしたら、
大幅な影響を受けたとしても、
減った分を取り戻せる可能性は十分にあるわけです(一般的には3〜5年でもとに戻ると言われています)。
そのため、今から個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)を始めようと思っている方には、
できる限り各金融機関に依頼し、選択する商品の運用益と軽減できる税金を加味すると、
どのくらいの返戻率になるかシュミレーションをしてもらうことをお勧めします♪
(参考:https://www.dcnenkin.jp/about/)
ぜひ弊社のファイナンシャルアドバイザーにご相談ください♪